花燃ゆ

楫取寿(かとりひさ)の病名は中風(ちゅうふう)、肋膜炎(ろくまくえん)

中風(ちゅうふう)は脳血管障害による後遺症で、手足に麻痺が起こる病気です。

肋膜炎(ろくまくえん)は現在では胸膜炎(きょうまくえん)と呼ばれていて、肺を覆っている胸膜が炎症を起こし、発熱や咳、呼吸困難の症状がでます。

楫取寿(かとりひさ)は、中風(ちゅうふう)に罹り手足にしびれを生じていました。妹の美和(文)が看病と家事のため、たびたび楫取家を訪れて寿の世話をしています。

寿は風邪が原因で肺炎となり肋膜炎(ろくまくえん)を発症し、1881年1月30日に亡くなりました。