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楫取素彦 貴族院議員(きぞくいんぎいん)に選ばれる

楫取素彦(かとりもとひこ)は、明治23年に貴族院議員(きぞくいんぎいん)に選ばれます。

大日本帝国憲法下の帝国議会では、貴族院と衆議院の二院制をとっていました。

貴族院議員は、皇族議員、華族議員、勅選議員(天皇に任命された議員)などで構成され、華族議員のうち公爵と侯爵については満25歳(のちに30歳に改正)になると自動的に貴族院議員となります。任期はなく終身議員。

満25歳になった伯爵、子爵、 男爵は同じ爵位の中で互選が行われ選ばれました。楫取は男爵なので、同じ男爵の位にある者の中から選挙で選ばれたのです。任期は7年。

貴族院は昭和22年日本国憲法が施行されたことで廃止となりました。