軍師官兵衛

中津城の天守閣は模擬天守

築城当時天守閣が存在していなかった、もしくは存在していたかどうか不明の城は多数存在します。天守閣の存在が不明の城に、のちの時代になって建てられた天守閣を「模擬天守」と呼びます。

黒田官兵衛が築城した豊前中津城はもともと天守閣がなかったようです。

天守閣の存在をにおわす史料も存在しているようですが、現在のところなかったとする説のほうが有力で、櫓が建てられていたようです。

中津城は黒田官兵衛が築城しましたが、関ヶ原の戦い後に黒田家は福岡に国替えとなったため、その後領主となった細川忠興が整備して完成させました。

現在の天守閣は1964年に建設されたものです。