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江戸時代の生活

打ち水で砂埃と暑さ対策

江戸は当時としてはとても清潔な町でした。それでも現代のように舗装された道路ではないので、砂埃などの対策が必要でした。

特に風の強い日は砂埃が舞い体が汚れるため、銭湯などに入る人が多かったようです。

江戸の庶民は用水桶などに雨水を溜めておく習慣があり、この雨水は火事の際の消化に使われたり、打ち水として利用されました。

打ち水をすることで、砂埃が舞うことを防ぎ、暑さ対策にもなりました。

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打ち水問答 | 打ち水大作戦

打ち水によって涼しくなる理由お風呂の後、「体を拭かないと湯冷めするから、早くカラダ拭きなさい!」とお母さんに怒られたことはありませんか?打ち水で涼しくなるのは、実はこれと同じ原理なんです。打ち水をすると、「気化熱」によって地面の熱が大気中に逃げていきます。「気化熱」とは、水が気体になるときに周囲から吸収する熱のことです。水が蒸発するためには熱(※)が必要になります。その熱は、水が接しているもの(つまり、地面)から、うばっていきます。これが、打ち水によって涼しくなる理由です。

夏の気温を下げる、打ち水大作戦

日本古来の夏の風習ともいえる「打ち水」の利用です。この打ち水をすることで、周辺を涼しくすることができますし、道路や地面の埃を抑える効果もあります。さらに、打ち水には「場を清める」という意味合いもあるため、昔は来客への心遣いとして玄関先に打ち水する家も多かったようです。最近はそうした家は珍しくなりましたが、旅館や料亭などでは今でもよく見かけますよね。

江戸の水

最初の江戸城は小規模で堀も浅く塀や門も低く、城下町といっても今の大手町や丸の内の一部と浅草くらいで、あちこちに農家が散在する程度でした。 江戸の市街地は海岸の湿地だった場所を埋め立てた造成地ですから、通常の深さの井戸では良質の水は得られません。隅田川にはきれいな水が流れていましたが、これだけで広い江戸の町すべての水をまかなうというわけにはいきません。

雨水の利用用途について

雨水タンクの水を散水・洗車に活用することができます。ホースを使用する場合はホース内の抵抗があり、吐水の勢いがありません。そのため、ホースで散水する場合は電動ポンプが必要になります。※背の高い雨水タンクは満水時であればある程度の勢いはあります。