真田丸

真田信繁(さなだのぶしげ)と真田幸村(さなだゆきむら)どっちが本名?

2016年の大河ドラマ「真田丸」の主人公は真田信繁(さなだのぶしげ)ですが、真田信繁という名前を聞いてもピンと来ない人もいるでしょう。

世間一般には真田幸村(さなだゆきむら)という名前のほうが浸透しています。もちろん信繁と幸村は同一人物です。ではどちらが本当の名前なのでしょうか?

それは「信繁」です。現存している真田幸村自筆の書状には「真田信繁」という名が記されています。信繁自身「幸村」と名乗ったことはないようです。

では、なぜ「信繁」が「幸村」になったのでしょうか?

江戸時代に作られた軍記物が「幸村」という名前を使ったため、それが一般に広まってしまったのだといわれています。

作者がなぜ「幸村」という名前を使用したのかはよくわかっていません。徳川家の天敵である真田信繁の活躍を描いた物語を出版するわけですから、徳川家に遠慮したのかもしれません。